悪になるのは

世界的に大ヒットしている映画『JOKER』。
悪のヒーローと謳われる彼が、
本当は何という名前で、
どんな生い立ちで、
そしてどういう経緯を経て、
悪の代名詞となったのかを描いた作品。

脚本もとてもよく出来ていると思いますが、
なんと言っても
主演のホアキン・フェニックスの演技が
憑物のようで、
本当に素晴らしかった。
これを演じ切るのに
相当な努力があったんだろうなと思います。

実際に撮影期間中はずっと、
24H アーサーまたはジョーカーだったと
インタビューで応えているのが分かる通り、
一度でも役を脱いでしまえば
それが画面に映ってしまう、、、
観る人にそれが伝わってしまうくらい
のめり込んでいる役者の演技を
久々に観た気がします。

改めて彼の演技に対する真摯な姿勢と
アーサーというむずかしい
ひとりの人間を演じ切る底知れぬパワーを
見せつけられた気がします。



悪へ


この映画には、いろんなメッセージがあると思うんだけど、
そのひとつに、
人はどういう経緯をへて悪になるのか。


生い立ちかもしれない、
人生が
うまくいっていないからかもしれない、
病気だったり、
仕事をクビになったり
孤独だったり
愛を失ったり
さまざまな理由が
ガチっとかみ合わさったり、
チョットずつ歯車がズレたりかもしれない。

または悪事でヒーローになって
快感になって、
さらに、
人が人を
悪へと祭り上げたからかもしれない。


でも、
そのどれもが要因ではあるけれど、
他者や環境はいつだって
一部分の要素でしかない。

悪になることを決めたのは
紛れもなくアーサーであって、
他の誰でもないから。

悪のヒーローの裏側に
そんな人間の脆さを見た気がしました。
でもでもあの階段シーン!
光の加減といい、
ホアキンの演技といい、
カメラワーク、
演出
音楽
すべてが最高にカッコ良かった!!

きっとこれからも名シーンのひとつとして
人々の記憶に残っていくと思います。

日本語字幕付きでもう一度観てみたいな。

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自分らしく生きる、 生き方をアートする。